おしながき

栗ご飯


クリ(栗) 学名:Castanea crenata
ブナ科クリ亜科クリ属 (ニホングリ)

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毎年、秋になるとBlogに書く栗のこと。さて今年は何を書こう ( ..)φ


よかったら過去Blogも見てね 👀
 → 栗の渋皮煮
 → 栗ご飯
 → レオナルド・ダ・ヴィンチの栗のスープ


🌰


大正時代の本に、コジコジ風のかわいい挿絵のお話を見つけた。


《「栗造」と「柿太郎」の会話》

クリの栗造は、獣たちに食べられないようにと造化の神様にお願いをした。

すると、神様は栗造に「毛毬(いが)」を着せて下さった。

栗造の仲間たちの櫟(くぬぎ)、槲(かしわ)、楢(なら)も同じように神様にお願いしてみたが、与えられたのは腰から下だけだった。。

なるほど、確かにクヌギやカシワの実には半分しか毛毬がついてない。




全身を毛毬で覆ってもらった栗造だが、体が成長して大きくなると破けてしまう。

破けると地面に落っこちて獣や虫たちに食べられる。

そこで、栗造はもう一度神様にお願いをした。

すると神様は、小さな獣に食べられないように「鬼皮」と、虫に食べられないようにと、さらにその下に「渋皮」を着せて下さった。




栗造、柿太郎に自慢して曰く
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世の中に樹の実は多いが、僕位いろいろと武器をもったものはあるいまい。それを思えば君などは、その薄い皮一枚で、定めし心細いだろう。

どうだ一度造化の神様にお願いをして、今少し丈夫にしてもらっては。
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ところが、柿太郎もまた、すでに神様にお願いをしてあった。

柿太郎の場合は栗造とちがって、種が成長すれば実を食べられたってかまわない。

神様は「ムゝでは是でよい・・・」と言いながら柿太郎に何やら注射をしてくれた。

それ以来、種子(タネ)が熟すまでのあいだは「渋」を持つようになった。




そう聞いて感心する栗造。🌰

柿太郎はほかの果物たちの事情も良く知っている。

ウメの梅吉くんは神様から強い酸と、青いうちには毒と、さらに硬い核(たね)も与えてもらった。

桃、李(すもも)、桜、桜桃(ゆすら)にも、硬い核(たね)が与えられた。


甘くて水分の多いナシの梨雄くんは、種子(たね)の周りの実の部分に酸を与えてもらった。林檎も同じだ。



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やがて、秋風がさっと吹いて来て、樹々の枝を揺るがすと、毛毬の裂け目からバラバラと栗が落ちました。

柿はそれから姿も真っ赤になって、しばらく枝の先についていましたが、ある朝、この家の書生さんが、竿の先で叩き落とし、籠に入れて持って行ってしまいました。

おしまい。

出典:『百花倶楽部』金井紫雲


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栗造ごめんね。


日本の食卓に うましかて!


しろ貝の酒蒸し


アラスジサラガイ(荒筋皿貝) 学名:Megangulus zyonoensis (Hatai and Nisiyama,1939)
ニッコウガイ科サラガイ属の二枚貝の一種

サラガイ属の「サラガイ」「アラスジサラガイ」「ビニザラガイ」を一般に「白貝(しろがい)」と呼ぶ。

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ネットを調べると、サラガイはホッキガイの「貝けた網漁」に混ざって獲れるとある。



なるほど ( ..)φ

確かに、この貝はホッキガイと並んで売られていた。

両方とも「北海道産」だったから、同じ漁港で水揚げされたものなのかもしれない。




サラガイ(皿貝)という名の通り薄い。

海に投げたら、軽く5回くらいジャンプしそうな綺麗な水切り形だ。



3つで258円(税抜き)、価格は手頃。

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初めて買ってみたしろ貝を酒蒸しに☆彡



日本酒を入れて蓋をして、貝が開くまで強めの中火



最後に醤油をおとして出来上がり☆彡



味はというと、口にいれた瞬間の最初の風味はハマグリに似ている。

噛んでいくと、歯ごたえがしっかりしていてホッキガイやトリガイに近い感じ。

サイズが大きく食べ応えがある。




今度また見かけたら買ってこよう☆彡


日本の食卓に うましかて!


スコッチエッグ


スコッチエッグ(英:Scotch egg)は、ゆで卵を挽き肉だねで包んでパン粉をつけて揚げたもの。

イギリス料理のひとつ。

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発祥については諸説ある。

一説には、ロンドンの「フォートナム&メイソン(Fortnum & Mason)」が1738年にポケットに入れて持ち運べる軽食として考案したという。




「フォートナム&メイソン」は1707年創業、落ち着いたペパーミントグリーンが印象的な老舗百貨店。

この色は「Eau de Nil(オードニル)」と呼ばれ、フランス語でナイル川の水を意味している。




本店はロンドンのピカデリーにあって、何度か行ったことがあるのに、当時はスコッチエッグのエピソードも知らず…

食べてみれば良かったなあ。。 🥚


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今日はわが家でスコッチエッグ☆彡


牛豚の合挽きに、炒めた玉葱、塩、胡椒、ウスターソースを入れてこねる。


茹で卵に天ぷら粉をまぶして


挽き肉だねで包んで


バッター液にくぐらせて、パン粉をつけて


握りこぶしくらいある。


油で揚げる。


170℃ぐらいの温度で6~7分ほど


ボリュームたっぷり!



手間はかかるがたまには美味しい☆彡


日本の食卓に うましかて!



参考:Fortnum & Mason「The mighty Scotch egg」「The Eau de Nil Edit」「フォートナム・アンド・メイソンの歴史」 Guardian紙「Scotch eggs around the world – it has never been just a British thing


れんこんと豚肉の炒め煮


レンコン(蓮根) 学名:Nelumbo nucifera
ハス科の多年性水生植物の地下茎

レンコンは根ではない、地下茎が肥大化したものだ。

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日本での歴史は古い。

奈良時代初期に編纂された『常陸国風土記』に、沼尾池(ぬまおのいけ)の蓮が非常に美味しいということが書かれている。


出典:『常陸國風土記

沼尾池。古老曰く、神世に天より流れ来し水沼なり、生ふる所の蓮根、味いとことにして、甘美(うま)きこと、他所に絶れたり、病有る者、この蓮を食へば早くいゑて験(しるし)あり。

茨城県(常陸国)は、今もレンコンの最大産地だ。


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中国、明代の本草学研究書『本草綱目』に、「節に二茎を生じ、一は葉となり、一は花となる」とある。


出典:『楳嶺画鑑 七』幸野楳嶺筆、『蔬果と芸術』金井紫雲


実際にそのように成長するものなのだろうか。泥水の中だから外から観察できないのが残念だ。


若冲の絵のように水が澄んでいたら分かるのだが。。



出典:Wikimedia commons「蓮池遊魚図」-動植綵絵-


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レンコンの穴は空気の通り道。


《空気のパイプライン》

水の上に出ている葉が空気を吸収し、この穴を通じて茎や根に空気を行きわたらせる。

正月のおせち料理に蓮根が使われるのはこの穴ゆえ、「先を見通す」という縁起を担いでいる。


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今日は熊本産のれんこんを使って豚肉と炒め煮☆彡


豚肉を炒めて、縦に切ったれんこんを加える。


縦の短冊切り、輪切り、乱切りを試してみたが、この料理のときは縦の短冊が合うように思う。


醤油、みりん、日本酒を加えて


さっと煮詰めたら出来上がり☆彡


日本の食卓に うましかて!


豚の三枚肉と冬瓜の煮物


《最近のお気に入りの冬瓜料理》

豚の三枚肉をフライパンでしっかり焼きつけてから冬瓜と煮たもの☆彡

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三枚肉は「ばら」と呼ばれる部位のこと。

ロースの下側、つまり腹部の肉で、脂肪が他のどの部位よりも多く含まれていて、赤身肉と交互に層をなす。

赤身肉の層が三層に重なって見えることから「三枚肉」と呼ばれる。

参考:『料理材料大図鑑マルシェ』辻調理師専門学校



《赤身の層が三層にみえるから「三枚肉」》


あらためて三枚肉の定義を知って、なるほど納得。

赤身が三層ということなんだ。

今まで赤身と脂身の両方を数えていたから、どうして三層?と不思議だった。( ..)φ

ようやく謎が解けた。

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1cm幅に切った豚の三枚肉をフライパンで焼く。


油をひかずに弱めの中火で焼き始めると、脂がでてきて自分自身の脂で揚げ焼きにされる感じになる。

こんがり焼き目がついて脂が落ちるまでじっくり焼いたら、キッチンペーパーで脂を拭う。


豚肉を鍋に移し、
冬瓜、だし汁、醤油、日本酒、みりんを加えて


沸騰したらアクをすくって、落し蓋をして


20分ほど煮たら出来上がり。


豚肉の香ばしい匂いが食欲をそそる☆彡


日本の食卓に うましかて!