バターチキンカレー(1)


バターをたっぷりと使ったトマトベースのバターチキンカレー(Butter chicken)🍲

ヒンディー語で「ムルグマカニ(Murgh makhani)」と呼ばれる。

この料理は1947年にデリーで開業したレストラン「Moti Mahal」で考案された。

きっかけはタンドリーチキン。

タンドール(炭火焼き用の土釜)のうえにぶら下げたタンドリーチキン、売れないと一日中乾燥し続けてしまう... そこで



もみないな「タンドリーチキン

乾燥したタンドリーチキンを、トマト、バター、生クリームなどのソースに絡めればもう一度美味しく食べられる!と考えたのがバターチキンの始まりなのだそう。

バターチキンを考案したレストランは、タンドリーチキンを世界的に有名にした立役者でもある。

現在「Moti Mahal Delux」としてフランチャイズも手掛ける大手レストランチェーンに成長している。

参考:Moti Mahal Delux Webサイト「about us
Wikipedia「Moti Mahal Delux


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さて、youtubeでレシピ探し。

インドのストリートフード動画というとyoutuberの 今日ヤバイ奴に会った さん。


《インドのバターチキンの作り方》

火力のすごさにまずビックリ!🔥
いったい何の調味料だか分からないところも好奇心をそそられる。


こういうストリートフードを見るのってほんと楽しい。

せっかくなので、バターチキン以外のカレーもピックアップ。動画の最後に必ず映る動物もかわいいから見てみてね。👀

インドの海街で食べるカレーライスの作り方
 女性3人が作るカツオ、ビーフ、レバーのカレー

インドのマトンキーマカレーの作り方
 少年が作る屋台カレー

インドのセブンイレブン チキンカレーの作り方
 インドにセブンイレブン?!

インドの居酒屋のエビカレーの作り方
 白鷺が市場内を歩いている?!


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といっても、自分で作るとなるとレシピが必要だから… この動画を参考にすることに☆彡
再生回数1800万回超!



カシューナッツを加えているところが美味しそう!

     ◇

話がどんどん長くなりそうなので、今日はここまでにして① バター、② カシューナッツ、③ ジャスミン米の3回に分けて書いていこうと思う。( ..)φ


つづく


本を出版しました!



いつもお立ち寄りくださりありがとうございます。
おかげさまで、当ブログを始めてもうすぐ満5年を迎えます。

これを機に電子書籍を出版いたしました。


内容は全編書き下ろしとなっています。また、ブログ未掲載のお料理もいくつかありますので、是非お手にとってみて頂けましたら幸いです。






明治・大正生まれの日本人の文筆家を中心に、作家・詩人・料理家・実業家など、食にまつわる様々な方たちのエピソードを季節の料理に添えました。

amazon(Kindle版)でご購入頂けます。四季折々料理のトリビアを味わって頂けましたら幸いです。

*目次*

1月 お煮しめ
   鱈のムニエル・レモンバターソース
   鶏そぼろと湯葉の茶碗蒸し
   うさぎのトマト煮込み
2月 たぬき汁
   釜めし風 牛肉の炊き込みご飯
   帆立のフライ
   飯蛸とわけぎの辛子酢みそ
3月 野蒜のぬた
   おからの炊いたん
   天ぷら茶漬け
   ビーフバーガー
4月 トーストの朝食
   わらびの酢のもの
   葉ごぼうのめはりずし風
   スパゲッティ・ナポリタン
5月 ホワイトアスパラガスのごま和え
   筍ご飯
   肉じゃが
   ぬか漬け
6月 はたはたの干もの
   昆布と実山椒の佃煮
   ひらめの昆布じめ
   焼きさば寿司
7月 栄螺のつぼ煮
   柿の葉ずし
   茄子の南蛮漬け
   冬瓜の小海老あんかけ
8月 カレーライス
   グリーンサラダ
   かつ丼
   すき焼き
9月 すだちとクレソンと焼き塩さばのサラダ
   まながつおの幽庵焼き
   長芋の酢のもの
   秋刀魚の塩焼き
10月 煎り雲丹の混ぜご飯
   松茸の土瓶蒸し
   いくらの醤油漬け
   栗の渋皮煮
11月 干し柿のなます
   かぼすと鯖フレークのスパゲッティ
   生牡蠣
   里芋と干し椎茸の煮もの
12月 鴨鍋
   せこ蟹ご飯
   菊花かぶ
   新橋の立ち食いそば風 温かい湯葉そば



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→ 『好奇心がいっぱい 季節の料理散歩



どうぞよろしくお願いいたします。💐


ポテとカレーとカレーうどん(後編)

前編


ポテを作ったときの最後の〆はカレーうどん☆彡

わが家の「カレーうどん」は丼の底にカレーライスをしのばせた「カレーライスうどん」🍛

底にしのばせるご飯は予めルーと合わせてアツアツにしておいて、上に乗せるうどんは稲庭うどん☆彡

この組合せが気に入っている。

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もう随分と昔になるが、目黒の不動前駅の近くで「おじやうどん」を食べたことがある。

何だろう?と思って頼んでみたら鍋焼きうどんにご飯が入っていた。東京なのになぜか関西風のだしがきいててとても美味しかった。

ネットで調べたら今も健在で嬉しい(丸福)。

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ご飯と麺が混在した料理は「おじやうどん」以外に見かけないが、歴史のなかに探してみると戦時中に登場する。



当時の婦人雑誌に次のようなレシピが紹介されている。

●シチュー雑炊
配給肉の脂身とあり合わせの野菜で作ったシチューにうどんとご飯を入れる。味つけは塩と胡椒。

●うどん雑炊
煮干しだしにあり合わせの野菜、細かく折ったうどんを加えて軟らかくなったら味噌を溶いてご飯を加える。

●うどん焼き
うどんを細かく折って半日以上水につけてどろどろにすり潰し、小麦粉(または芋類や雑穀粉などあるもの)を加えてフライパンで焼く。


●洋風とうもろこしご飯
とうもろこしを茹でてすり潰し、水と小麦粉でドロリと煮て、ご飯にかけて食べる。味つけは塩と胡椒。

●焼きおじや
おじやに芋やパンの切れ端などを入れて、小麦粉を加えてフライパンで焼く。




厳しい食糧事情のもとで生まれたごちゃまぜ増量レシピだ。




醤油や味噌も配給制だから、味つけは塩と胡椒だけのものが多い。あればカレー粉、牛乳、ミルク、トマトで味つけをとある。

あまり食指が動かないなぁ… と思って読んでいたら、著者の言葉で複雑な気分になった。

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注意したいのは、このころには材料の分量がほとんど示されなくなっている点だ。何グラム、大さじ何杯といった分量を提示できるのは、素材が自由に手に入る平和な時代ならではのレシピだったのである。
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当時の状況を補足説明しておくと( ..)φ

昭和16年(1941年)に主食の米が一日一人当たり330グラムの配給制となったのが始まり。

翌年の夏には麦と麦の加工品が主食の枠に加えられる。(米330グラムに対して乾麺なら375グラム・小麦粉なら350グラムに換算して配給)

精米も当初は七分づきだったが、「つき減り」を減らすため五分づきとなり、最後は玄米のまま配給される。

乾パン、とうもろこし、さつまいも、じゃがいも、大豆での配給も増える。

敗戦直前の昭和20年7月には配給の基準となる米の量も300グラムになった。1割も減っている。

     ◇

このような状況では、家庭の料理が[ご飯+うどん+小麦粉]ごちゃまぜになるのも当然で、分量も必要ない。とにかくあり合わせのものを何でもかでも入れて増量するしかなかった。

「おじやうどん」はそういう時代の名残りだ。




もちろん今ではだしがしっかりきいて具沢山の美味しい「おじやうどん」であるが 🤓

     ◇

話はすっかりそれたが、わが家ではポテを作った次の日はカレーライス🍛

そして、〆日の最後は一皿で二度おいしい「カレーライスうどん」の出来上がり☆彡


日本の食卓に うましかて!


ポテとカレーとカレーうどん(前編)

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今日は久しぶりに「ポテ」☆彡

ポテサラやポテマヨ、ポテト系の何かのように思われそうだが、そうではない。

ポテ(potée)は、ポトフ(pot-au-feu)と同じように鍋や壺を意味する「pot」からきている。


potéeCurryRice-6

「ポトフ」と似てはいるが少し違う。

ざっくり言うと、ポトフは牛肉と野菜、ポテは豚肉と野菜(但しキャベツ必須)を煮込んで作る。

参考:『ヨーロッパのスープ料理』誠文堂新光社


     ◇

具材が大きな料理とえいば、ポトフやスープカレーがぱっと思い浮かぶ。

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ごろごろ野菜にごろごろお肉、具材が大きいレシピはいつ頃からポピュラーになったのだろう?


🍛


ハウス食品の「咖喱工房」

やたらと「ぐ」が大きい正月の書初め「どんぐり」



 《ちょっとぐが大きいんじゃないか、ぐが》

娘役の安達祐実さんと父親役の小林稔侍氏のかけあいが楽しい。昭和世代の記憶に残るCMだ。🤓

     ◇

この頃から大きな具材のレシピが増えてきたように思う。

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スープカレーは大ヒットしたのにポトフは今一つブレイクしなかった。

その差は何かと考えるに、ご飯のおかずになり難いという点ではないだろうか。

おかずになるかならないか論争でいつも名前が挙がる「おでん」と似ているのかもしれない。

一昨年ヒットしたハウス食品の「シチューオンライス」をみても、ご飯に合うかどうかは日本人にとって大切な要素で、ハンバーグもカツレツも日本の洋食はすべからくご飯に合うように進化してきた。


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さて、話をポテに戻す。

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塩をして3~4日冷蔵庫で寝かせた豚肉を、キャベツと玉ねぎとコトコト煮込む。途中でじゃが芋を加える。

味つけはシンプル
ブーケガルニ、塩、胡椒、ほんの少しスープの素

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食べる時にはディジョン・マスタードを☆彡

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そして、次の日はカレーライス 🍛

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日本の食卓に うましかて!

後編



カラプルクラ・シチュー(ペルー料理)


Carapulcra(カラプルクラ)
アンデス地方のなかでも最も古い料理のひとつ

乾燥ジャガイモと肉を煮込んで作るペルーを代表するシチューで「Carapulca(カラプルカ)」とも呼ばれる。

     ◇

PROVENZALのシーズニングの中から今日は「CARAPULCRA」を作ってみようと思う☆彡

ちなみにこの料理は初見、あえて下調べをせずに作り始めてみる。 !(^^)! 食べたことがないから楽しみだ。




封を切ると・・ 琥珀色の硬い物質がたくさん入っている。

見た感じコーヒーシュガーによく似ているが、舐めても甘くはない。はて何だろう? 🤔



牛肉の骨髄系の何かか?とも思ったが、それにしては無臭だ。

     ◇

袋の表に「for dried potato stew」と書いてあることには気づいていない。


《琥珀色の物質をお湯でもどす》


「ボウルに湯4カップと本品を加えて混ぜ、15分間ねかしておく」とある。


《そのまま15分ねかせておく》


冷蔵庫にあった牛こま肉を炒める。

説明には鶏肉もしくは牛肉を角切りにする… とあったから牛こまでは違う料理が出来上がりそうだが。



15分ねかせたシーズングをフライパンに投入☆彡


《15分たっても中央には芯があって堅い》



《コトコトと30分煮込む》

やっとわかった!これはジャガイモだ! 🥔🥔🥔


「ライスと共にお皿に盛りつけてお召し上がりください」とあって、ライスを添えたジャガイモシチューというとカレーライスのようであるが、原材料はちょっと違っている。

原材料:乾燥じゃがいも、パンカペッパー、トストピーナッツ、玉ねぎ、ニンニク、クミン、食塩、シナモン、クローブ、調味料(アミノ酸)

煮えた乾燥じゃがいもはポテトチップスの風味に似ている。普通の塩味とコンソメ味が9:1ぐらいで混ぜたような感じ。

歯ごたえはしっかりある。おだやかな味のシチューである。


🍲


Aquí tiene Carapulcra, ¡Que aproveche!


日本の食卓に うましかて!

     ◇

ペルー料理 PROVENZAL シーズニングシリーズ
#2 CAU-CAU
   トリッパのシチュー
#1 CREMA DE ALCACHOFAS
   アーティチョークのポタージュ 👀



カレーと生卵とウスターソース



関東と関西で食文化の違いはよく語られるところだが、そのひとつにカレーライスの食べ方がある。

関西では生卵を割りいれてウスターソースをかける。昭和世代なら大人たちがそうやって食べていたのを憶えているはずだ。🍛




戦前を代表する喜劇役者に古川ロッパがいる。

東京麹町生まれの華族出身であるから関西食文化はアウェイである。

そんな古川ロッパ氏が関西のカレーについて次のように書いている。

---
はじめて、大阪の、神戸の、洋食屋(大ドコじゃありませんよ)で、ライスカレーを食った時、こりゃまあ何て甘いんだ!と吃驚(びっくり)した。

しかし、それが、関西では、ライスカレーには、ソースをかけて食べる。

(そして、生卵をまた一つ、ぶっかけるのが上等となっている)という風習のあることを知ってから、ああそれで、わざと、こうして甘くしてあるのか、と釈然としたことがあるが、それだ。
---

ロッパ食談』洋食衰えずⅤ 古川緑波




生卵とソースをかけて食べるためにわざとカレーを甘くしてあると感じたらしい。

一理あるかもしれないが、ちょっとだけ因果関係が違うようにも思う。

というのも、そもそも普段使いの「ソース」が関東と関西で異なるからだ。

関東ではとんかつソースが中心だが、関西はウスターソースだ。




関西のカレーのほうが甘いかどうか、私自身は感じたことがない。

もし甘いのだとしたらそれは生卵とソースをかけるからではなく、かけるソースがウスターソースだからだろうと思った。

甘いカレーにとんかつソースではしまらない。 🤓


     ◇


ちなみに古川ロッパ氏がカレーの話を持ちだしたのは、戦後洋食が復活してきた頃の「煉瓦亭」でとんかつを頼んだら、とんかつソースが出て来た、という話のなかだ。

戦前の「煉瓦亭」にとんかつソースはなかった。

とんかつ自体が戦前のものと違う。とんかつソースの味にあわせて作られた「トンカツ戦後版だぞ、こりゃあ」というのであった。



     ◇

今日は関西スタイルのカレー 🍛
肉はもちろん牛こま
生卵を割りいれたらソースは必ずウスターを☆彡


日本の食卓に うましかて!


日本のカレーライス


カレー(英:curry)語源はタミール語「kari」ソースの意

日本の普通のカレーライス
海外ではひとつのカテゴリーとして存在している。

例えば、アジアンホームグルメシリーズでは
JAPANESE」という括りで3つのシーズニングを販売

 ・Japanese Tempura Batter Mix
 ・Japanese Miso Soup
 ・Japanese Curry

日本カレーは、天ぷら・味噌汁と肩を並べる。




日本におけるカレー粉の歴史をみてみよう。

1926年(大正15年)にハウス食品が「ホームカレー粉」という
商品名で発売したのが日本でのはじまり。

一般家庭にないメニューの調味料を売り込むには
当時、さまざまな苦労話があったらしい。


   ◇

戦後になると、粉末から固形タイプへと移りかわる。

1954年(昭和29年)にエスビー食品が、初めての固形タイプ
ヱスビーカレー」を発売する。

さらに、1960年(昭和35年)には江崎グリコがブロックごとに
割って量を加減できる「ワンタッチカレー」を発売
(板チョコの生産技術がここに生かされる)


1969年(昭和44年)には、大塚食品が初めてのレトルトカレー
ボンカレー」を全国発売する。


以後、カレーライスが国民食として
爆発的な普及を見せるのはだれもが知るとおり ('ー'*)



日本の食卓を うましかて!




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