たこと胡瓜のポテトサラダ


ジャガイモという名前は「ジャガタライモ」の略。

インドネシアのジャカルタ(Jakarta, Djakarta)の古名「ジャガタラ(Jacatra)」から来ている。


以下、昭和8年の金井紫雲氏の著書から引用 📖

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正確なる文献古書もないので、年代等もおぼろげであるが、馬鈴薯の渡来が、徳川時代の半頃であることは疑ひなく、和蘭人によって長崎に伝へられたことも動かすことの出来ぬ事実である。

当時和蘭人が東洋方面に渡航する時は、いつも南洋のバタビヤを根拠として日本や支那の方面に盛に手を伸ばし、渡航の都度南洋辺の珍らしいものを伝へて来た。


出典:『蔬果と芸術』金井紫雲(昭和8)


馬鈴薯もその一つで、バタビヤの旧名であるジャガタラがその名となってゐることが、何より明確にこれを示してゐる。

   (略)

前に記した通り、普通じゃがたら薯と呼んでゐるが、これを略して『じゃがいも』

更に所によると『ごしよういも』『ざらいも』『せいざういも』と呼び、河原清太夫の手によって広められたところから『清太夫いも』の名もある。
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出典:『蔬果と芸術』金井紫雲(昭和8)


補足すると、バタビヤというのはオランダ植民地時代のジャカルタの名前「Batavia」。

河原清太夫は江戸時代中期の旗本・中井清太夫という人物で、甲斐で代官を務めていたときに救荒作物として馬鈴薯作りに尽力している。このことからジャガタライモのことを「甲州芋」「清太夫芋」と呼んだのだという。

「ざらいも」というのは切った表面のデンプン質のざらざら感からついた名前だろうか。

「ごしよういも」はどういう由来だろう...。


参考:Wikipedia「中井清太夫」 コトバンク「中井清太夫



《じゃがたらいもの花》


また「馬鈴薯」についていうと

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馬鈴薯は、植物学上では茄子科に属し、花の形などよく茄子に似てゐる。

葉は羽状複葉で、その食糧となる所は、いふまでもなく地下茎であり、それが馬の鈴のやうに生(な)るので、支那人が馬鈴薯と命名したのである。

近頃、学者の中には、馬鈴薯の文字を、ジャガタライモの名に充てるのは誤りであるをいふ説を伝へてゐる人もあるが、これは専門の学者に任せて置いて、今は一般の呼称に従って置く。

 (略)

馬鈴薯の文字は、支那の『松溪縣志』といふ書の載するところである。
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とあり、中国由来と分かる。

実際に『松溪縣志』を確認してみたかったが、残念ながらネット上では見つけられなかった。



🥔



話をポテトサラダに移すと、大正15年(1926年)に「馬鈴薯サラダ」というレシピがある。( )内は筆者補足。

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材料
 馬鈴薯 百匁 (375g)
 人参  小一本
 青豌豆又はいんげん豆 少々

サラダソース
 酢   五勺 (90cc)
 熱湯  一合 (180cc)
 塩   少々
 砂糖  五匁 (18.75g≒大さじ2)
 胡椒  少々
 卵   一個
 メリケン粉 五匁 (18.75g)
 西洋芥子 少々
 バター 少々

1. 馬鈴薯は皮を剥ぎて軟かく茹でて後皮を去り櫛形に薄く切る。

2. 人参も櫛形に切りて軟かく茹でる。

3. 豌豆も青く茹でおく。

4. サラダソースを作りて此の中にて前三者を混ぜる。

5. サラダソース拵へ方
メリケン粉に塩、胡椒、砂糖、西洋芥子を混へたる中に卵を割り込み攪拌す。更に湯を加へてかきまわしたる後湯煎になす。火の通りし時酢及びバターを加へて滑なる衣をつくる。
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出典:『実験と応用割烹指導書』中込鶴子(大正15)



和えるソースは、小麦粉、塩、胡椒、砂糖、マスタードを混ぜあわせたところに卵を加え、お湯をさして湯煎にかけながら攪拌し、酢とバターを加える。

手軽な市販マヨネーズのない時代だからすべて自家製だ。

油を使わずに小麦粉でとろみをつけるレシピだからヘルシーでもある。


     ◇


さて、今日は茹でだこを使ったポテトサラダ☆彡


たこに塩、ワインビネガー、醬油で下味をつけて


電子レンジで加熱して潰したジャガイモに、塩もみしたきゅうりと刻んだパセリを加えて


マヨネーズ、ヨーグルト、レモンで和えたら出来上がり☆彡


最後にパプリカをふりかけてみても


日本の食卓に うましかて!


コンビーフのポテトサラダ


コンビーフ【corned beef】
「コーンビーフ」とも。cornは、塩漬けにして保存するという意。牛肉を、食塩と少量の硝石などを加えて塩蔵した後、蒸し煮してほぐし、調味料・香辛料などをまぜて圧縮したもの。缶詰にしたものが多い。

出典:デジタル大辞泉(小学館)




国産コンビーフが初めて発売されたのは1948年(昭和23年)、緑色の背景に牛の絵、赤字でNozaki'sと書かれたコンビーフ缶といえばピンとくるはず。

発売当時は缶詰ではなく、コップ型のガラスとブリキ製の蓋の容器に入っていたそうだ。缶詰になったのは2年後の1950年(昭和25年)のことである。

コンビーフは高度経済成長とともに消費が伸び、1978年(昭和53年)には生産数量がピークに達した。



最近は高級おつまみ缶詰の流行りもあって、明治屋が販売するスマートカップの人気が高い。


<この容器はたしかに便利!>

 ・ アルミシートを剥がすだけの簡単開封
 ・ フタ付きで開封後の保存がラク
 ・ カップのため中身が取り出しやすい
 ・ 電子レンジにも対応
 ・ 可燃ごみ扱いのためゴミ捨てがラク
 ・ 容器重量が約10gなので軽量で持ち運びやすい
 ・ 缶詰と同様の賞味期限(3年)を保持

     ◇

一方、ノザキのコンビーフも公式ツイッターで自虐ネタを投稿して話題になった。




🐄


わたしが初めてコンビーフを食べたのは大学1年生のとき。

大学の寮の朝食メニューに「コンビーフのポテトサラダ」があって、これが好きだった。🥔



今もごくたまに食べたくなる。

レンジで電子レンジにかけたジャガイモとコンビーフをフライパンに入れて



フォークの背でじゃがいもをつぶして



塩とこしょうで味をととのえたら出来上がり☆彡


日本の食卓に うましかて!



銀塩鮭のクリームスパゲティ



スーパーで売られている鮭には大まかに6つの種類がある。
 ① 白鮭(いわゆる「鮭」)
 ② 紅鮭
 ③ 銀鮭
 ④ アトランティックサーモン(=タイセイヨウサーモン)
 ⑤ トラウトサーモン(=ニジマス)
 ⑥ キングサーモン(=マスノスケ)

最近は海外からの輸入サーモンが増えてどれがどれか分からなくなってきた感があるが、日本のもともとの鮭といえば①の白鮭。

「シャケ」「トキシラズ」「アキアジ」「時鮭」はすべて白鮭である。




スーパーで売られている塩鮭には「白鮭」のほかに「銀鮭」がある。

銀鮭は日本でも養殖されているが、チリ産の養殖が多く輸入されている。
最近では「銀鮭」のほうが多いんじゃないかと思う。



今日の塩鮭も「銀鮭」である。🐟

※白身の鮭が赤い理由、塩鮭の製法に興味があったら過去Blogを見てね。
  → 「鮭のちゃんちゃん焼き
  → 「甘塩鮭のポテトサラダ」👀




銀鮭は切り身が大振りで甘塩ものが多く洋食などにも展開しやすい。

     ◇

今日はオーブンで焼いた銀塩鮭をクリームスパゲティに



玉ねぎとしめじを炒めて銀鮭を合わせたら



生クリームとシャンパンで味を調えて出来上がり☆彡


日本の食卓に うましかて!



日本のポテトサラダ


日本人が大好きな惣菜のひとつ「ポテトサラダ」

一般的には、火を通したジャガイモにハムや野菜を加え
マヨネーズで和えたサラダを指している。




海外にも似た料理がある。

・ロシアのオリヴィエ・サラダ
 Olivier salad (露:салат Оливье)

・スペインのロシア風サラダ
 Rusian salad (西:Ensalada rusa)



いずれも、マヨネーズで和えてある点は日本と同じであるが、
材料の切り方が違う。サイコロ状(賽の目)にカットしたジャガイモとニンジン、それにグリーンピースが加えられる。



一方、日本のポテトサラダは、やや潰し気味にしたジャガイモに薄切りのキュウリやニンジンを加える。


シャキシャキとした歯ごたえを楽しみつつも、
全体としては、ジャガイモとマヨネーズが醸すややねっちょりしたような食感が主体である。


総じてもっちりとした食感を好む日本人にとって
ポテトサラダもその例外ではない。



つやつやもっちりしたご飯のおかずには、
やはりこの日本風ポテトサラダの食感が馴染むのだと思う。



日本の食卓に うましかて!


塩鮭のポテトコロッケ風グラタン



コロッケ(Korokke)は、
西洋のコロッケ(仏:croquette、蘭:kroket)をベースに
日本人向けにアレンジした「洋食」のひとつ

今日のメニューは、塩鮭で作ったポテトサラダを
パン粉とチーズを加えてオーブンで焼いたコロッケ風

油で揚げていないから サクサクパン粉もカロリー控えめ

   ◇

レンジにかけたじゃが芋をフォークでつぶし


焼いた塩鮭をほぐし入れる。

塩・胡椒、マヨネーズで味を調えたら耐熱容器に入れて
パン粉とチーズをかけてオーブンへ



ホクホクじゃが芋 サクサクパン粉に 香ばしいチーズ
こんがり焼けたら出来上がり


うましかて!

「甘塩鮭」のポテトサラダ


昔ながらの塩鮭は、塩をすり込んだ鮭を貯蔵タンクのなかに並べ、
大量の塩とともに重石をして漬け込んで作られる。

熟成の度合(=塩に漬けこむ時間)によって
甘塩タイプの「新巻」、熟成タイプの「塩引き」がある。


一方、最近の「甘塩鮭」は作り方が違う。

直接塩をあてずに、短時間で作られる。

 製法は主に2つ
 ・ 「定塩製法」=鮭を塩水に浸ける
 ・ 「インジェクション製法」=鮭に塩水を注入する

  (定塩とインジェクションを組合せた手法もある)



梅干しに塩鮭といえば
昭和の時代、お弁当のおかずの代表格だったけれど

今は居場所が減ってきた。。

   ◇

ほくほくのジャガイモに 焼いた鮭をほぐし入れて
シャキシャキきゅうりと混ぜ合わせたら

ポテトサラダのできあがり。


日本の食卓を うましかて!




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