鰯(いわし)の酢〆

このところ富山県産の鰯がお手頃値段
写真は6尾で390円 1尾65円!


写真だと藍っぽい青だけれど
お店に並んだ姿は、見事なエメラルドグリーンが入っていた。


複雑な色合いは「構造色(structural color)」による。


「構造色」とは、光の波長あるいは、それ以下の微細構造による発色現象のこと

例えば、シャボン玉、油膜、CDの表面など

それ自身には色がないのに光の干渉によって様々な色が見えること。



イワシのような銀色の魚の場合、
体表にある「グアニン」の板状結晶(反射小板)と細胞質が重なりあうことで薄い膜を何層も重ねたような構造「多層膜」ができる。

これが光の干渉を引き起こす。

そして、反射小板と細胞質の膜厚比が大きく異なるとき特定の波長領域の光のみが反射されて、ネオンテトラのように鮮やかな色彩がみられることになる。


   ◇

新鮮なイワシは、ゆるくお酢で〆て


白ワインにも日本酒にも良くあう 1尾65円也。