
メバル(眼張・鮴・眼張魚)
条鰭綱- カサゴ目- フサカサゴ科(またはメバル科)メバル属
北海道から九州沿岸の岩礁域に多く棲息する。
メバルには3つの種類がある。 ( )内は学名
① アカメバル(Sebastes inermis)
② クロメバル(Sebastes ventricosus)
③ シロメバル(Sebastes cheni)
かつては1つの種類とみなされてきたメバルだが、2008年
DNA解析によって3つの種であることが判った。
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写真は、上が「アカメバル」 下が「クロメバル」
いずれも瀬戸内海産(東かがわ市引田漁港)
地元ではクロメバルのことを「オキソメバル」という。

「クロメバル」の目が白いのは、冬に穫れたものを
自宅で冷凍保存していたため。。 長く保存し過ぎた
(アカメバル)

(クロメバル)

色の違いだけでなく 体型も異なり
アカメバルは丸っこく クロメバルはシュッと伸びる。
目が大きく張り出ていることから
「眼張(めばる)」と名付けられたメバルだが
目だけでなく口もデカい。

アカメバルをさばいていたら、腹のなかから二匹の蟹がでてきた。

大きな口で丸飲みされた蟹は、完璧な形でのこっている。
(壊れているのは腹から取りだすときの損傷)
ハカマの形をみると 上はメス、下はオス のようだ。

小指の先ほどの大きさだが しっかり「蟹」である。
次回はメバルをから揚げにする。 つづく…