
寒天(かんてん)
テングサ(天草)、オゴノリなど、岩礁にはえるテングサ目紅藻類の海藻を熱水抽出して凍結乾燥した加工食品
英語で「Agar-agar」という。英語版Wikipediaによれば、赤い海藻の「Gigartina」「Gracilaria」を表すマレー語からきているらしい。

「Gigartina」「Gracilaria」を調べると、スギノリ(Gigartina tenella)、オゴノリ(Gracilaria verrucosa)であるからまさに寒天だ。

「寒天」という言葉は「寒晒心太(かんざらしところてん)」の略から来ている。
『明治屋食品辞典』によれば、「江戸時代、冬に戸外へ捨てられたところてんが寒さで凍って乾燥して保存のきくものが偶然にできて製法が見つかった」とある。
現代風にいえばフリーズドライ食品だ。🤓
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寒天には、棒寒、粉寒天、糸寒天があって、子どもの頃、家で作るゼリーといえば「棒寒天」で、缶詰のみかんやパイナップルを入れていた。赤や緑に着色された棒寒天もあった。
今では固める用途にはゼラチンが主流で、棒寒天はあまり見かけない。(ゼラチンと寒天は化学的にはまったく別物で、ゼラチンは牛や豚のコラーゲンから作られる)

一方で、「糸寒天」はよく見かける。
食物繊維が主成分の寒天はダイエット食品に良く、汁物やサラダに入れて食べられている。

今日は初めて「糸寒天」を食べてみた。
わかめとトマトと和えて酢の物風サラダに☆彡

日本の食卓に うましかて!