
キクラゲ(木耳) 学名:Auricularia auricula-judae
キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコ
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江戸時代の植物図鑑に登場する「木目きくらげ」
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江戸時代のきくらげレシピ

《木の耳と書いて「キクラゲ」》
乾燥キクラゲだと分かりにくいが、生だと耳に似ていると言われるのがよく分かる。
キクラゲはニワトコやケヤキの木に発生する。

《木に生えるからまさに「木の耳」》
話はそれるのだが、木の耳ならぬ地の耳と書いて「ヂクラゲ」というキノコがある。
日本中どこでも見られると思うが、家の庭先やお寺の地面で雨が降るとぶにょぶにょしたキクラゲのようなものが現れることがある。
乾くと干からびて黒っぽいかさぶたようになる。あれが「地耳」だ。

《「木耳(キクラゲ)の裏側」》
「地耳(ヂクラゲ)」は牧野富太郎氏の言葉を借りると次ような様子である。
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ヂクラゲは淡水藻中の藍藻類に属せる念珠藻科のネンジユモ属の者で、蓋(けだ)し同属中の最も普通品なるNostoc commune, Vaucher. が即ち其者であらうと思ふ。
(略)
雨の時など湿れば膨れて寒天状を呈し、宛(あた)かも木耳(きくらげ)を踏みつけた様な姿を成し、濁黄緑色を呈してビロビロとしているが、日が照って乾けば地面にへばり着いて丁度乾いた犬糞を想わしむる状を呈する者である。
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出典:『植物記』牧野富太郎

「地耳」は漢名で、和名は「イシクラゲ」である。別名「岩木耳(イワキクラゲ)」ともいう。
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ずっと長らくあれは何だろうと思ってきた植物がイシクラゲ(=地耳)であると知ったとき、そのうえ食べられるというのは大いなる驚きだった。

今日は生キクラゲを使った中華風の炒めもの☆彡

下茹でしたキクラゲを豚肉と炒めて

ざく切りにしたトマトを加えて、味つけは中華風に

卵を加えて軽く混ぜ合わせたら出来上がり☆彡

日本の食卓に うましかて!