さんまの塩焼き


サンマ(秋刀魚) 学名:Cololabis saira
ダツ目ダツ上科サンマ科サンマ属の海棲硬骨魚の一種

     ◇

去年とうってかわって今年はサンマ漁が好調であるらしい。

サンマの水揚げ全国No.1の花咲港(根室市)では市場の受け入れ能力を超え受入を制限するほどの状況だ。

地元ではサンマを無料提供する鮮魚店もあり久々の豊漁に賑わっている。


出典:NHKニュース「サンマ漁 水揚げ好調続く 無料提供の店も 北海道 根室」「サンマ漁 大型船の水揚げ好調で受け入れ制限 北海道 根室




今日のサンマは北海道産 (2尾で598円)
去年のものに比べるとサイズも大きくて立派だ。

が、長期的に水産資源が回復したわけではないので、大切にありがたく頂こうと思う☆彡

🐟


サンマもイワシもアジも、かつては庶民の魚であったのに今ではずいぶんと値段があがり、まして将来に食べられなくなったりしたら過去の文学作品も違った味わいになる。

イワシが高級魚であったなら、紫式部が夫(藤原宣孝)の留守中にこっそりイワシを焼いて食べていたことも意味が違ったものになる。




サンマなら、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」

《安くて美味しい》サンマだからこその味わいで、《高くて美味しい》では男の侘しさにならない。


-秋刀魚の歌-  佐藤春夫

 あはれ
 秋風よ
 情(こころ)あらば伝えてよ
 --- 男ありて
 今日の夕餉に ひとり
 さんまを食ひて
 思いにふける と。

 さんま、さんま、
 そが上に青き蜜柑の酸をしたたらせて
 さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。

   (略)

 今日の夕餉に ひとり
 さんまを食ひて、
 涙をながす、と。

 さんま、さんま、
 さんま苦いか塩っぱいか。
 そが上に熱き涙をしたたらせて
 さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
 あはれ
 げにそは問はまほしくをかし。


我が一九二二年』 佐藤春夫

     ◇


安くて美味しいサンマに感謝しつつ☆彡



日本の食卓に うましかて!


過去Blog
 → 秋刀魚の梅干し煮
   サンマの体が銀色に光るのはなぜ?

 → 北海道産 まいわしの塩焼き
   イワシが好きな紫式部



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