
キクラゲ(木耳) 学名:Auricularia auricula-judae
キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属のキノコ
これを乾燥したものが乾燥きくらげである。🍄
生きくらげは過去Blogを見てね → 生きくらげときゅうりの酢の物 👀

キクラゲはニワトコやケヤキなど広葉樹の倒木や枯枝に発生する。
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江戸後期の植物図鑑『本草図譜』に「木目(もくじ)きくらげ」の項目があって、その形が耳のようでもあり海月のようでもあるから「木耳」「木海月」と呼ぶとある。
発生する木ごとにきくらげを掲載しているのが興味深い。
・桑目(さうじ) ・槐目(くわいじ)
・楡目(にれじ) ・柳目(りうじ)
・石目(せきじ) ・楊櫨目(やうろじ)
・接骨木(ニハトコ)
桑、楡、柳はその字のとおり、槐というのはエンジュ、石はヤマグワ、楊櫨はヤマウツギ、接骨木はニワトコである。

出典:国立国会図書館デジタルコレクション「本草図譜. 52」
ニワトコに発生するきくらげが最も美味といい、また発生する木の性質によって毒性を帯びるともいっている。
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以上五木の外 本邦にも諸木に生ずるといへども専ら接骨木に生ずるきくらげを以て最上とす 味ひ尤も勝れり
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本邦にも木の性によりて毒物あれば宜くゝ擇(えら)ぶべし
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実際に木によって毒性があるという事は無さそうなので、キクラゲに似た別の種類を含めていたのだろうか。(クロハナビラタケやスギヒラタケなど)
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《乾燥きくらげを水で戻す》

今日はきくらげを卵焼きに入れよう☆彡

写真で遠目に見るとひじきにも見える 🤓

寒い冬は熱々のあんをかけて☆彡

日本の食卓に うましかて!