えぼ鯛の煮つけ


イボダイ(疣鯛) 学名:Psenopsis anomala
スズキ目イボダイ科に分類される魚の一種

関東では「エボダイ」、徳島では「ボウゼ」と呼ばれる。「ぼうぜの姿寿司」は徳島の郷土料理である。

「シズ」「シス」「アマギ」「モチノウオ」などとも呼ばれ、日本全国に様々な地方名がある。


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イボダイの名前の由来は、鰓蓋(えらぶた)の上の黒褐色の丸い模様がお灸の痕に見えることからついたらしい。



《鰓蓋(えらぶた)の上の黒褐色の模様》


Wikipediaによると「和名イボダイはこの斑点を灸の跡(いぼお)に見立てたものである」という。

お灸で疣贅(いぼ)をとるという話は聞いたことがあるが、お灸の痕を「いぼ」と呼ぶ?

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お灸は古くからある。

お灸の痕は「灸痕(きゅうこん)」といい、灸治療の最大のデメリットとして語られている。


画像:Wikimedia commons「万象妙法集, 1853 灸


灸痕(きゅうこん)
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灸療に痕を胎(の)こすことは灸療の一大弊害であつて、普通醫者(いしゃ)が灸療を有害と認むるのも又少し賢こいやうな人が灸療を迷信的療法と稱するのも多くはこれがためである。若し灸療に此灸痕が出来ず且熱感が少なく能(で)きるならば實に申し分なき好療法であるが、惜しいことにこれを免れることは能(で)きぬ。

     (略)

灸痕(きうこん)は初め灸を炷(す)へた部の皮膚が乾燥して黒色となり數日の後硬(かた)き痂皮(かひ)を造りそれが剥離して其後に生ずる薄白き斑點(はんてん)で、之が多數(たすう)に駢(なら)ばれては餘(あま)り見良いものでない。殊にそれが顔や頸や手先などにあつては尚更である。
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出典:国立国会図書館デジタルコレクション「灸療と長生法」(大正10)




「いぼお」という言葉をあちこち探してみたが、残念ながら出会えなかった。

いつか見つけたらこのBlogに追記したいと思う。 ( ..)φ

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おちょぼ口で丸顔のイボダイ 🐟



するどい歯は見当たらないが肉食性。

とはいっても、捕食するのはクラゲ類やサルパ類といった柔らかいものである。

食べるものが淡白だからかイボダイもすっきりとした味わいである。身離れもいい。



今日はイボダイを煮つけに☆彡



盛り付けるときに皮が破けた… (´;ω;`)


日本の食卓に うましかて!



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