秋トリュフのスクランブルエッグ



いつのことだったか「卵は生きている」と聞いて驚いた。

中華料理屋で山と積まれた卵が常温保存されているのを見て、大丈夫なの?と聞いたら卵は生きて呼吸をしているから大丈夫だという。

当たり前といえば当たり前だが、それまで卵が生きているか死んでいるか意識したこともなかったから不意打ちをくらったようで不思議な感じがした。





卵が呼吸をしているということは、匂いのあるものと一緒に置いておくと匂いが移るということでもある。

     ◇

16年ほど前まで、恵比寿の駒沢通り沿いに「Le Plaisir」(ル・プレジール)というフレンチレストランがあった。

バターをしっかり使った伝統的なフランス料理で、会社に近かったこともあって時折通った。

当時30才そこそこの年だったから見ること食べること初めてのものが多く、シェフから聞くフランス料理のうんちくは楽しかった。




地中海と日本近海のスズキの違いとか、アンコウのポワレに使うカレーの隠し味とか、ブイヤベースに添えるアイオリソースとか、エゾシカや鴨、カルヴァドスやマールのこととか・・

なかでも一番記憶に残っているは、ガラス瓶に入れた殻付き卵と黒トリュフ。卵は息をしているからこうしておくと卵がトリュフの香りを吸い込むのだと教わった。




実際にトリュフ・オムレツを食べたときは、シェフが目の前でトリュフをスライスしてトッピングしてくれたから、ふわっと立ち上るトリュフの香りのうちどの程度が卵への移り香だったのか?分からなかった。


🍄&🥚


そのことがずっと気になって… 今回試しに4日ほどトリュフと卵をジップロックの中に入れてみた。




卵を割ってびっくり!
ボウルのなかの卵からトリュフの香りがする!

驚くほどトリュフの香りを吸っている。(´艸`*)

     ◇

トリュフの香りが移った卵に、
刻んだトリュフと牛乳と塩少々を加えて


バターをひいたフライパンに流しいれて


オムレツは自信がないのでスクランブルエッグ 🍳 半熟にとろっと仕上げて出来上がり☆彡



これは美味しい!

卵そのものにトリュフの香りがついているから、刻んだトリュフと卵がうまく融和している。

卵側の香りが真っ白だと、刻んだトリュフとギャップがあり過ぎてぎくしゃくした風味になりそうだが、トリュフ卵だとうまくグラデーションになる。

これは大いに意義があると思った。


日本の食卓に うましかて!



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