せこ蟹(香箱がに)ご飯


毎年この季節が楽しみな「セコガニ」 今年は蟹ご飯にしてみた☆彡

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過去Blogはこちらを見てね👀

 → せこがに(香箱がに・こっぺがに)
  内子と外子とカニの授精について

 → せこがに(香箱がに・こっぺがに)
  月夜の蟹とか、石川啄木のこととか

 → 松葉ガニの寄せ鍋
  ズワイガニに付着している黒い粒「カニビル」



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ズワイガニの雌には様々な地方名がある。

そのひとつに「コウバコガニ(香箱蟹)」という呼び名があるが、これは石川県で水揚げされるものを指している。


「辻留」の二代目主人・辻嘉一氏は次のようにいう。

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香箱がには、ずわいがにの雌です。(略) 甲羅の部分がお香を入れる箱に似ているといわれます。その姿全体を香箱に見立てているのかもしれません。

お茶どころ加賀百万石らしい優雅な名前です。
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お香を入れる箱はどんなものだろう?「香箱」を調べてみる。

蓬莱蒔絵香道具箱 孫兵衛作
 内箱朱漆書に「御重かうはこ」とある

◇ 本阿弥光悦作 香道具匣(箱)



まさに「香箱」なのだが・・・ これらの大きさではしっくりこない。コウバコガニの甲羅は10cmほどだから大き過ぎる。

そう考えると、香を入れる小さな容器「香合(こうごう)」のことだろうか。



Wikimedia commons:尾形乾山作の香合

これだと掌にのる。

蓋をとる感じも、コウバコガニのはかまを開く/甲羅を開くという感覚と似ていなくもない。

真ん丸ではない四角い香合という意味で「香箱」というのだろうか・・


🦀


《香箱がにのさばき方》
1. はかまを外す。


甲羅の外側にあってふんどしの内側についている茶色い卵は「外子」と呼ばれる。


※内子と外子の違いについては過去Blogを見てね。👀


2. 脚を内側に折る。



3. 元に戻すと脚が外れる。



4. 反対側の脚も外す。



5. 身と卵を整理整頓。



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甲羅を開けると、ウニのような子がぎっしりとつまっています。これが旨く、香箱というとこれを食べるといってもいいほどです。

脚は短く細くて貧弱ですが、身は雄よりこまやかな味わいです。面倒がらず丹念に身を出してお召し上がり下さい。
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『うつわと料理』辻嘉一


これが「ウニのような子」


雌が甲羅のなかに抱えている卵巣・未成熟卵で「内子」と呼ばれる。



脚の身は小さいが包丁を使うと外しやすい。
「面倒がらず丹念に身を出してお召し上がり下さい」


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脚と一緒にだしでご飯を炊いて



炊き上がったら脚を取り除いて、甲羅のほぐし身を混ぜ込んで



器に盛りつけたら出来上がり☆彡


日本の食卓に うましかて!



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